住宅ローンの金利タイプを知り自分にあった住宅ローンを選ぼう
住宅ローンを選ぶ際に、一番重要になってくるのが金利タイプです。
金利タイプによって、同じ金融機関の住宅ローンであっても、総返済額が数百万もの差が生まれることも珍しくありません。
金利タイプには以下の3タイプあり、それぞれ金利が異なります。
- 固定金利型
- 固定金利選択型
- 変動金利型
それぞれの注意点などを把握することで、目先の金利で飛びつかず、自分にあった金利タイプを選べるようになります。
今回は住宅ローンの金利タイプについて詳しく解説していきたいと思います。
住宅ローンの金利タイプを知ろう。
固定金利型
固定金利型は、フラット35に代表される借入期間中の金利が全て固定されている金利タイプです。
全期間固定型の他にも、11年目以降の金利がアップする段階金利型などもありますが、総じて全期間の金利が借入時に決まっているのが特徴です。
将来的に市場全体の金利が上がったとしても、借入時に決定した金利が継続されるため、金融情勢に左右されることがありません。
借入時から将来に渡って、返済内容が確定しているため、家計管理がしやすいのも固定金利型のメリットといえるでしょう。
こんな人にオススメ
- 返済額が上がると困る方
- 金利変動の対策が取りにくい/苦手な方
- 返済額は固定にしておきたい人
注意点
- 変動金利タイプよりも、金利が高めに設定されている。
- 金融情勢によっては、割高になってしまう可能性も。
固定金利選択型
固定金利選択型は、「固定」という言葉が入っていますが、一定期間ごとに金利・返済額が変動する金利タイプです。
固定期間終了後、その時点での金利が適用されます。
また、その際に金利タイプを変更することが可能になるのも固定金利選択型の特徴です。(※商品によって異なります)
こんな人にオススメ
- 固定金利期間が短ければ短いほど、当初の金利が低く設定される
- 期間終了後、変動金利型への変更も可能。
- 一定期間ごとに金利が見直される。
注意点
- 大幅に金利が上昇した場合、返済額も上昇する
変動金利型
変動金利型は、1年に2度(半年ごと)金利が見直される金利タイプです。
金融情勢の影響を直に受けるのが特徴の住宅ローンです。
将来的に金利や返済額が上がるリスクもあり、前回の1.25倍を上限として5年に1度返済額が見直されます。
こんな人にオススメ
- 借入額が少ない
- ローンを短期間で完済できる場合
注意点
- 半年ごとの金利上昇幅は無制限
- 金利が急激に上昇すると元本が減らない可能性も
- 未払利息が発生するリスクも
金利タイプをしっかりと理解し、住宅ローンについて知ろう。
大部分の方が、住居を購入する際利用することとなる住宅ローン。
「金利が安いから」という理由だけで選択した金利タイプが、結局は総返済額が高くついてしまった。
そうなってしまうことも珍しくありません。
住宅ローンを組む際は、金融機関などに試算を出していただき、その中から自分にあった住宅ローンと金利タイプを選択するのがベストでしょう。