駅近マンションのメリット・デメリットをプロの目線から徹底比較!
賃貸マンション・アパートを探す際、駅近物件を条件にあげる方は少なくありません。
マンション購入を考えている方でも、資産価値などの観点から駅近物件を探される方もいらっしゃるでしょう。
車の所有率が高い地域の場合、駅から離れていても困らないという人も多いですが、それでも利便性の観点から駅近物件は人気です。
駅近・駅から離れた双方の賃貸マンションのメリット・デメリットをプロの視点から解説していきます。
駅近マンションのメリット
まずは駅近マンションのメリットをご紹介します。
駅近だからこそのメリットから、意外と知らないメリットまで、物件を選ぶ際の参考にしてみてくださいね。
お店が充実している
駅周辺は多くのお店が出店するため、日常生活に必要なお店は大体揃っているのが特徴です。
加古川駅を例にあげると
- ヤマトヤシキ(デパート)
- 銀行
- スーパー
- 飲食店
- ドラッグストア
- 旅行代理店
などなど
徒歩10分圏内に様々なお店があります。
仕事の帰り道に買い物をする、なんてことを気軽にできるのが、駅近マンションに住むメリットといえるでしょう。
車がなくても不便ではない
重たいものを買っても、駅近マンションに住んでいたら駅からの距離も短いため大きな負担にはなりません。
前項で述べた通り、家の周辺にお店も充実しているため、車で出かけなくても周辺地域で全て用事が済んでしまいます。
また、駅近の一番のメリットはどこに出かけるにも電車で行けることが挙げられます。
加古川駅を例にあげると、新快速の停車駅のため姫路へは13分、大阪へも1時間かからず到着します。
車を所有していない方は特に駅近マンションに暮らす恩恵を得られるのではないでしょうか。
警察署が近い場合が多く、安全性が高い
駅の近くには交番や警察署が設置されていることが多く、比較的安全面も高いという意見もあります。
特に女性の一人暮らしの場合、駅から離れれば離れるほど、暗い道を歩くのが怖いものです。
駅近マンションであれば、帰宅時間も短く住むほか、万が一の際には交番などに逃げ込むことも可能です。
全ての駅の近くに交番があるわけではありませんが、駅近マンションを選ぶ際の一つの目安としてみてはいかがでしょうか。
駅近マンションのデメリット
続いては駅近マンションのデメリットです。
デメリットは住むまで分からないものですが、プロの目線からチェックしておいて欲しいポイントを3つ紹介します。
駅近マンションを探す際に是非参考にしてみて下さい。
夜遅くまでうるさい可能性がある
メリットで述べた通り、駅周辺はお店が多く
- 居酒屋
- カラオケ
- 24時間営業のファーストフード
- ゲームセンター
といった夜遅くまで営業しているお店もあります。
そのため、話し声が夜遅くまで聞こえてくるなんてことも珍しくありません。
マンションの1階にお店が出店していることも多く、カラオケの歌い声が響いてくる物件も中にはあります。
そういった騒音がない、もしくは気にならない物件を選ぶ事が重要です。
また線路に近い物件の場合は、路線によっては貨物列車が夜遅くに走る事も多々あります。
電車の走る音がうるさいと感じる事もあるでしょう。
駅近マンションを決める際は、騒音面が許容範囲かどうかをしっかりとチェックしておくのが重要です。
駐車場が高い/見つかりにくい
「駅周辺は駐車場が多くすぐに見つかりそう」
そんなイメージを抱きがちですが、それだけ需要があることから意外と見つからず困る方が多くいらっしゃいます。
マンションの入居者専用の駐車場がある場合は困りませんが、入居前に確認しておくと良いでしょう。
また駅周辺は他の地域に比べても駐車場の賃料が割高です。
駐車場の費用なども合わせて調べておくよ良いでしょう。
入居後、近隣に高いビルが立つ可能性も
「日当たりの良いマンションに住んだのに、高層マンションが建って日当たりが悪くなった」
開発が盛んに行われている駅周辺では、高いビルが建設されることが多々あります。
今現在開発計画がなくても、突如として立ち上がることもあるため予測がつきにくいものです。
開発が常にされているような駅の周辺に住む場合は、こういったデメリットが生じることも念頭に物件を探しましょう。
とはいえ、主要駅以外や開発が落ち着いた駅周辺では急に高層ビルが建つということも珍しいため、神経質になりすぎる必要はないでしょう。
駅近マンションの選び方
このように、賃貸・売買問わず駅近マンションでは様々なメリット・デメリットがあります。
多くのデメリットがあっても「駅から近い」というのは、とても大きなメリットです。
駅近マンションを選ぶ際の賢いチェックポイントを最後にまとめました
駅近マンション選びのチェックポイント
1.駅から近すぎない物件
駅徒歩1分などの物件では、駅から近すぎて電車の走行音やホームのアナウンスが部屋まで響いてくることが多々あります。
徒歩5分、10分と許容できる範囲内で少し離れた物件を選ぶと良いでしょう。
たったそれだけで、電車の騒音がかなり軽減されストレスも減ります。
2.騒音が聞こえてきそうなお店が周りにないか
駅近マンションですと1階にお店が入っていたり、周辺にお店が多いことは珍しくありません。
カラオケや居酒屋、ゲームセンターなどですと、夜遅くまで歌い声や話声が聞こえてくることもあります。
そういった騒音が発せられそうなお店が家の近くにないかをチェックしておきましょう。
また新聞配達の営業所が入っている場合も、早朝にバイクの走行音が響いてきます。
意外と見落としがちですので、チェックしておきましょう。
3.繁華街と反対側の物件
駅の片側だけ発展している場合、繁華街となっている方向とは反対であれば、比較的騒がしくありません。
繁華街側はポイ捨てやタバコの吸い殻など、ゴミが比較的多く、そのような理由から繁華街とは反対側を選ぶ方も多くいらっしゃいます。
「駅にも繁華街にも近い方がいい!」という方以外は反対側に住む方がメリットが大きいのではないでしょうか。
4. 空き地が周辺に多くないか
駅近マンションの周辺に空き地がある場合、その空き地に高層ビルが建つ可能性もあります。
デメリットでも述べた通り、高層ビルが建つことによって日差しを遮られてしまう可能性が出てきます。
近隣に空き地が多くないかなど、物件を決める前にチェックしておくことで、ある程度回避することができるでしょう。
5. 駐車場の有無
駅近マンションを選ぶ際、マンションに入居者専用の駐車場がある場合は問題ありませんが、ない場合は自分で探す必要が出てきます。
駐車場料金が予算内かどうかもしっかりとチェックしておく必要があります。
また、友人や親戚が遊びにきた際に、来客用の駐車場や近隣にコインパーキングがあるかなども合わせてチェックしておくと良いでしょう。
ライフスタイルに合わせてマンションを選ぼう
賃貸・売買問わず、ライフスタイルに合わせて物件を選ぶことが大切です。
「通勤・通学の観点から、駅近でないといけない」
「車・バイクがあるのでこだわりはない」
などマンションを選ぶ際の条件があるでしょう。
今回ご紹介したメリットデメリットと合わせて考えてみてはいかがでしょうか。
弊社では様々なライフスタイルに寄り添う賃貸・売買物件のご提案が可能です。
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