一戸建てを「賃貸」するメリット・デメリット10選
「賃貸物件」と聞くとマンションやアパートを思い浮かべる方が殆どかと思います。
ですが、一戸建てを賃貸にだされているオーナー様も少なくなく、
家族構成やライフプランによっては一戸建てを「賃貸」する方も少なくありません。
- 一戸建ての憧れはある
- 購入はまだ早いと思っている
- でも広い家にすみたい
- 一戸建てを借りるメリットって?
- 一戸建てを借りるデメリットは?
一戸建てを借りた事がある人は、マンション・アパートに比べても圧倒的に少ないでしょう。
今回は、一戸建てを「賃貸」する際のメリットやデメリットについて詳しく解説していきます。
一戸建てを借りるメリット
まずは一戸建てを購入する場合と賃貸する場合のメリットを中心に解説していきます。
初期費用が安い
一戸建てを購入する場合、一般的に初期費用が数百万必要と言われています。
※詳しくは→住宅購入に必要な「初期費用」を知っておこう
それに伴い、一戸建ての賃貸は一般的なマンション・アパートの賃貸契約と変わらないため
- 敷金
- 礼金
- 一ヶ月の賃貸料
- 火災保険料
- 管理費用
といった初期費用のみで住むことができます。
「購入」に比べて圧倒的に安く初期費用を抑えることができるのが一戸建て賃貸最大のメリットといえるでしょう。
固定資産税を支払う義務がない
固定資産税の支払いは一戸建ての持ち主に対して支払い義務が発生するため、賃貸の場合は「大家さん」に支払い義務が発生します。
そのため、一戸建てを賃貸する場合はこの固定資産税の支払い義務がありません。
一戸建てを所持した場合、資産価格にもよりますが、年間で10数万程度の固定資産税が発生します。
一戸建てを賃貸する場合は、そのような税金に悩まされることもないため安心ですね。
災害時のリスクが生じない
一戸建てが台風や地震などによって損傷した場合、自身の所有物件であった場合、自費で修繕しなくてはいけません。
※災害保険に加入していれば補填される場合も。
ですが、「賃貸」の場合ですと、修復は大家さんが行うため費用を負担する必要がありません。
こういった点もマンション・アパートを賃貸する場合と同じように、大きなメリットと考えられますね。
修繕費が必要ない
一戸建ての場合、長年住み続けていると経年劣化により、外壁を塗り替えたり、屋根を張り替えたりする必要が生じます。
賃貸の場合は、負担するとしても退居時の原状回復費用のみで済みます。
故意に物件を損傷させたという場合を除けば、クリーニング程度の数万円済む場合が殆どでしょう。
気軽に引っ越すことができる
マンション・アパートの賃貸と同じく、一戸建てを賃貸した場合も、気軽に引っ越しが可能です。
一戸建てやマンションを購入した場合、引っ越しを気軽にするなんて出来ませんよね。
- 転勤が多い
- いずれ違う地域に引っ越す予定がある
などの理由から、一戸建てに住みたいけど、悩んでいるという方は一戸建てを賃貸するという選択をしてみてはいかがでしょうか。
一戸建てを借りるデメリット
ここからは一戸建てを賃貸した場合のデメリットについても触れて行きます。
購入した場合やマンション・アパートを賃貸した場合の比較などについて解説していきます。
資産にならない
一戸建てを購入した場合は、資産として残す事ができますが。
賃貸の場合は、資産にはなりません。
その為、老後も賃貸の場合は当然家賃が継続して発生します。
老後の住居費を予め蓄えておくなどライフプランをしっかりと考える必要があるため注意が必要です。
賃貸期間に限度が設けられている場合が多い
マンションやアパートは賃貸用に作られている場合が殆どのため、賃貸契約期間などは特に設けられていないケースが多いのですが、
一戸建ての場合は、様々な事情から一定期間だけ貸し出したいというケースが多いため契約期間が定められているケースが多くあります。
どれくらいの期間借りたいか、どくらいの期間貸してもらえるかなど、しっかりと相談・検討した上で契約するようにしましょう。
メンテナンスが大変
マンションやアパートの場合、管理会社や大家さんなどが、共有スペースの清掃などを行ってくれますが、
一戸建ての場合、庭や駐車場などの清掃も含めて全て借主が行う形となります。
その他、マンションの賃貸に比べても部屋のサイズがとても広いため、掃除にそれ相応の手間がかかります。
広い家に住めばそれだけ、メンテナンスが必要となるスペースも広がるため、「広すぎないか」どうかを考えて選ぶと良いでしょう。
マンションとは様々な面で違う
オートロックや管理人、防犯カメラや宅配受取りサービスなど、
マンションでは一般的となった設備も一戸建ての場合は、まだまだ一般的ではありません。
求めるセキュリティや設備によっては、一戸建ての賃貸ではなく広めのマンションを検討するのも良いでしょう。
耐震強度に注意が必要
築年数が古い一戸建ての場合、現在の耐震基準を満たしてない物件や、
経年劣化により、耐震強度が不安な物件も中にはあります。
鉄筋コンクリート造のマンションに比べて、木造が比較的多い一戸建ては、やはり耐震強度面での不安が残ります。
地震の多い日本だからこそ、しっかりと注意しておきたいポイントですね。
ライフプランに合わせて検討する
いかがでしたでしょうか。
マンションやアパートではなく、「一戸建てを借りる」という選択筋。
- 子供が生まれて広い家に引っ越したい
- 戸建を購入する余裕はないが、広い家に引っ越したい
など、様々なニーズにフィットするのではないでしょうか。
賃貸には賃貸の、購入には購入のメリットがそれぞれございます。
疑問に思ったこと、相談などございましたらお気軽に当店までご相談下さいませ。