マイホーム購入の申込みから契約の流れ
申し込みから契約の流れを把握しておくと、
- 書類の手続きの順序
- 資金計画を相談するタイミング
- どのタイミングでキャンセルすると違約金が発生するのか
- などなど
焦ることなくマイホーム購入まで進むことができます。
新築物件・中古物件によって申込み方法が異なる点もあるため、実際に申し込む前に把握しておきたい。
申し込みから契約の流れ
先着順の物件が大多数
新築マンションや新築一戸建て、土地分譲など、販売開始日以降先着順で申し込みを受ける物件が多いため、「これ!」と決めたら早めに申し込んでおく必要があります。
悩んだ結果、申し込みが遅れて先に購入されていたというケースも珍しくありません。
抽選方式の場合は登録期間に注意
物件によっては先着順ではなく抽選方式で申し込み者を決定する物件も。
その場合は、登録期間が設けられているため、登録を行う必要があります。
同じ住戸に登録した人がいれば抽選が行われ当選した場合申し込みすることができます。
登録期間内に登録しなかった場合、当然ですが抽選に参加することができないため、申し込み予定の物件がある場合は必ず登録するように気をつけておきましょう。
申込証拠金が必要になる場合も
申込時に「申込証拠金」が必要となる物件もあります。
相場は2万〜10万
これは、物件購入の意志を不動産会社に明確に示すために預けるお金で、売買契約成立時に手付金に充当されます。
売買契約成立前のキャンセルであれば、一般的には返金されます。
申込証拠金支払い時には、「預り証」を発行してもらうようにしましょう。
中古マンション・一戸建ての場合
一部の新築一戸建てや土地、中古住宅・マンションによっては、
仲介業者(不動産会社等)に「買付証明書」を渡すのが一般的です。
- 購入価格
- 手付金の額
- 引渡し時期
- その他条件
売主に対して希望条件を伝え条件交渉を行い、売り主が納得したら買主と最終的な調整をし、売買契約へと進みます。
売買交渉をスムーズに進めるコツ
売主に「買付証明書」を渡しても、条件に納得出来ない場合は断られることもあります。
逆に買主に対して売主から条件を提示された場合、納得できなければ断る事もできます。
スムーズに売買交渉を進めるためにも、仲介業者に希望する条件などはしっかりと伝えるようにしましょう。
売買契約の流れ
重要事項説明書をしっかりと読もう
重要事項説明書は購入する物件と売買契約の条件について説明されている大切な書類です。
売買契約前に必ず行われるため、購入後に後悔しないためにもしっかりと確認しておくようにしましょう。
書類のコピーをもらい、読み込むようにしましょう
重要事項説明書が渡され、宅地建物取引主任者により重要事項の説明が行われます。
重要事項説明書の中には不動産・法律に関する内容や用語が並ぶため理解しにくいと思います。
もし気になる点や分かりにくい点があれば遠慮せずに担当者に確認し納得してから売買契約をするめるようにしましょう。
重要事項説明をチェックしトラブルをなくそう。
きちんとチェックしておかないと後々トラブルに繋がる事にもなりかねません。
そうならないためにも自身で重要事項説明書の内容を確認するようにしましょう。
その中でも特に注意しておきたいのが以下。
- 物件の所在地や面積
- 登記簿に記載されている項目
- 法令上の制限について
- インフラの設備について
- 共用部分について
- 積立金や管理費などの金額の確認
- 駐車場を使用する際の金額
- 契約時の手付金の額
- 手付解除に関して
- 向かいや隣に高い建物が立つ計画はないかの確認
- 承認事項の確認
契約書の確認ポイント
重要事項説明に納得できれば、売買契約を結びます。
重要事項説明書と契約書は別の書類となるため、相違がないかもチェックしながら進めていくようにしましょう。
契約前にしっかりとチェックしておこう。
売買契約の成立後、万が一契約を破棄した場合、手付金の放棄や違約金が発生することがあります。
そのため、契約前に必ずきちんと確認を行い、不明点がない状態で契約を結ぶようにしましょう。
売買契約時の手付金は5%~10%が目安、2000万の物件であれば100万〜200万と高額になるため、契約前に資金を用意しておく必要があります。
重要事項説明書と契約書の確認
重要事項説明書と契約書の内容には重複する部分が多々ありますが、記入漏れや間違いなどがないかを細かくチェックするようにしましょう。
内容に問題がなければ、売主・買主共に契約書に署名捺印をし売買契約締結となります。